リトルカブ(キャブ車)フロントスプロケットの交換方法

リトルカブをボアアップを行ったのに、フロントスプロケットを交換していない場合はローギアすぎて各部の磨耗が激しくなりエンジンの寿命を悪影響を与え、最悪の場合はエンジンを壊してしまう恐れがあります。今回はフロントスプロケットの交換方法を記事にしたいと思います。

↓前回までの記事はこちら
関連記事:リトルカブ(キャブ車)を81ccへボアアップしてみた

今回のフロントスプロケット(ドライブスプロケット)の交換に必要な部品

リトルカブのフロントスプロケット(ドライブスプロケット)の交換手順

いまからフロントスプロケットの調整方法の手順について説明していきます。組付けにあたってポイントになるところについて赤文字でコメントしています。
※カブのセンタースタンドを立てた状態にしておきましょう。

1.シフトペダルとジェネレーターカバーの取り外し(クランクケース左カバーの取り外し)

シフトペダル下部の六角ボルトを外しチェンジペダルを取り外します。ジェネレーターカバー(クランクケース左カバー)を止めているボルトを3本を取り外します。
※ボルトはそれぞれ長さが違うので、注意してください。

フロントスプロケット交換|リトルカブ
フロントスプロケット交換|リトルカブ

2.チェーンカバーの取り外し

チェーンカバーを取り外します。

フロントスプロケット交換|リトルカブ
フロントスプロケット交換|リトルカブ

 

3.チェーンの取り外しとフロントスプロケットの取り外し

車体後輪右側のナット(14mm)にメガネレンチを支持して、後輪左側にあるアスクルナットの外側(19mm)を緩めます。次に内側の大きいサイズ(23mm)のナットを緩めます。
※後輪右側のナットを支持しとかないと、左側のアスクルナットが緩まず、ともに回転する場合があります。

フロントスプロケット交換|リトルカブ
フロントスプロケット交換|リトルカブ

チェーンアジャスタナット(10mm)を緩めてチェーンを遊ばせるようにします。

フロントスプロケット交換|リトルカブ
フロントスプロケット交換|リトルカブ

次にスプロケットを取り付けているボルトを2本を緩め取り外し、スプライン状についているプレートも合致するところまで回して外します。このときチェーンも一緒に取り外します。
※ニュートラルに入っていると、スプロケットのボルトを緩めるときに動いて緩めまれませんので、必ず1速に入れた状態で作業しましょう。

フロントスプロケット交換|リトルカブ
フロントスプロケット交換|リトルカブ

4.フロントスプロケットの取り付けとチェーン調整

新たなフロントスプロケットにチェーンをかけて、フロントスプロケットとプレートを差し込みましょう。プレートの穴をナット穴の位置に合わせてナットを締め付けていきます。

フロントスプロケット交換|リトルカブ
フロントスプロケット交換|リトルカブ

フロントスプロケットの取付が出来たら、チェーンの張り具合の調整します。
前後スプロケの中心辺りを上下させて、振れ幅を2㎝程度に調整したらアクスルシャフトのナットを緩めた時と逆で23㎜、19㎜の順で締めつけ、チェーンアジャスタを締め付けます。
※このとき、ゆっくりとチェーンを一周させながらどの位置でも振れ幅が2cmに収まるように調整します。往々にしてアクスルシャフトのナットを締め付けるとチェーンは振れ幅が小さくなってパッツンパッツンになってしまいます。規定以上のテンションが掛かってしまうとミッションを破損させますので、チェーンの振れ幅は緩めにしてからアクスルナットを締め付けるのをおすすめします。

5.チェーンカバーの取付

チェーンカバーを取り付けます。

シフトペダルとジェネレーターカバーの取り付け(クランクケース左カバーの取り付け)

シフトペダル下部の六角ボルトを締め、チェンジペダルを取り付けます。ジェネレーターカバー(クランクケース左カバー)を止めているボルトを3本を取り付けます。
※ボルトはそれぞれ長さが違うので、注意してください。

6.試運転

試運転して、チェーン点検まどでチェーンの振れ幅を確認しましょう。チェーンの振れ幅が小さいようだと、再度改めて調整しましょう。

フロントスプロケット交換作業のまとめ

手順通りに進めれば、誰でも簡単に交換できる作業内容です。しかし、サビついて取れない場合があるので、強いトルクを掛けてもボルトを舐めないようなKTCなどのしっかりとした工具を揃えて使いましょう。

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リトルカブ(キャブ車)を81ccへボアアップしてみた

リトルカブ(キャブ車)をスペシャルパーツ武川の81cc eステージライトボアアプキットを利用して、81ccへのボアアップにチャレンジしてみました。SP武川の取付説明書はモンキーを例として書かれていますので、その補足になるように、今回はリトルカブに応用できるように、その手順について記事にしてまとめておきたいと思います。

スペシャルパーツ武川のeステージライトボアアップキット

数あるボアアップキットから僕が選んだのはSP武川から販売しているeステージ・ライトボアアップキット。 81cc :ボア径50mm :圧縮比11.5:1 カムシャフトは付属していないタイプで、部品を破損しても購入日から半年以内であれば定価の半額で対象の部品を販売してくれる保証がついています。また、製品には写真付きの取付マニュアルが付属しており、動画で組付け手順が公開されていて、僕のようなヨコ型エンジン初心者向けのボアアップキットになっています。

今回のボアアップの為に必要な部品の一覧です。

□今回のメインパーツであるeステージライトボアアップキット81ccカムなし

□ギア比変更のためのドライブスプロケット

□セッティングの為のオーバーサイズのメインジェットセット

□放熱性の高いプラグへ変更(取付説明書指定の形式)

□手がエンジンオイルでアブラまみれになります。作業用グローグを使いましょう

リトルカブへボアアップキットを取付る方法

ボアアップキットの取付について解説していきます。基本的にはSP武川の取付説明書が基本に書いています。そして、組付けにあたってポイントになるところについて赤文字でコメントしています。また武川ではユーチューブでも動画を公開しているので、取り付ける前に視聴して参考にしてください。
※作業の前にタンクにハイオクガソリンを入れておきましょう。高圧縮比となるように設定してあるため、レギュラーガソリンを入れると異常燃焼を起こして本来の性能を発揮できないばかりかピストンが壊れ故障を引き起こす可能性があります。

□参考URL:スペシャルパーツ武川 パーツムービー

リトルカブ(キャブ車)腰上スタンダード部品の取り外し方法

1.レッグシールドの取り外し

リトルカブのレッグシールドを取り外します。両側ボルト4本で止まっているので、ソケットレンチを使って取り外します。

リトルカブ(キャブ車)ボアアップ
リトルカブ(キャブ車)ボアアップ

□ソケットレンチがあると作業がはかどるので、そろえておきましょう。

□バイクは狭いところや深いところにボルト・ナットがある場合があります。薄型のセミディープソケットがあればとても便利です。

2.プラグの取り外し

車体左側にあるプラグコードを引き抜いて、16mmのプラグレンチを使って、プラグを取り外します。

□プラグレンチは薄型でマグネット付きがとても便利です。

3.キャブレターの取り外し

車体左側にあるガソリンコックをOFFにして、エアクリーナボックスのホースバンドを+ネジを緩めます。インテークマニホールドのボルトを2本外してキャブレターを動かせる状態にして、ヘッドを取り外すときに邪魔にならないように横にずらせるようできれば、外す必要はありません。

レッグシールドを取り外しました。キャブレターまわりのホースの取り回しが分からなくなるのが嫌なので写真を撮っておきました。

リトルカブ(キャブ車)ボアアップ
リトルカブ(キャブ車)ボアアップ

4.マフラーを取り外し

シリンダーヘッド部のエキゾーストパイプ部のナット2本を取り外します。車体左側の六角ボルトを支持し、車体右側ステップ後ろ上部にあるマフラーを止めている六角ボルトと取り外してマフラーを外します。

マフラーを外した状態です。いまから腰上を分解していきます。

リトルカブ(キャブ車)ボアアップ
リトルカブ(キャブ車)ボアアップ

5.シリンダーヘッド左カバーの取り外し

シリンダーヘッドの右カバー真ん中の六角ボルトを外すと、左側のシリンダーサイドカバーが外れます。
※ボルトを外しても外れない場合は、六角ボルトを2~3山分軽くねじ込んで六角ボルトの頭をゴムハンマーで叩くと外れます。

6.ジェネレーターカバーの取り外し(クランクケース左カバーの取り外し)

シフトペダル下部の六角ボルトを外しチェンジペダルを取り外します。ジェネレーターカバー(クランクケース左カバー)を止めているボルトを3本を取り外します。
※ボルトはそれぞれ長さが違うので、注意してください。

写真はジェネレーターカバーを取り外した状態です。

リトルカブ(キャブ車)ボアアップ
リトルカブ(キャブ車)ボアアップ

7.カムスプロケットの取り外し

フライホイールのTマークとカムスプロケットのOマークがそれぞれの切りか欠けに合うようにフライホイールを反時計回りに回転させ一致させたら、カムチェーンにマーキングしましょう。フライホイールを固定し、カムスプロケットの六角ボルト2本を取り外します。

カムスプロケットを小さなマイナスドライバーでコジってシャフトから外し、カムスプロケットをカムチェーンから取り外して、取り出します。

カムシャフトの真ん中にハマっているノックピンを外します。
※ノックピンは使用する場所により全長が違います。後になっても分かるように管理しましょう。

この写真はダメな例。切り欠きと○マークがズレています。必ず位置を合わせてマーキングするようにします。

リトルカブ(キャブ車)ボアアップ
リトルカブ(キャブ車)ボアアップ

8.シリンダーヘッドサイドボルトの取り外し

シリンダーヘッドとシリンダーを止めているシリンダーヘッドサイドボルトを取り外します。

次にシリンダーのガイドローラーボルトとシリンダーとクランクケース間のサイドボルトを緩めます。
※ガイドローラとシリンダーとクランクケース間のシリンダーサイドボルトは緩めるだけです。

□ソケットが肉厚で入らない場合はスパナで緩めましょう。コンビネーションレンチが便利です。

9.シリンダーヘッドカバーの取り外し

シリンダーヘッドカバーを止めているナット4個を対角線上に数回に分けて緩めながら取り外します。
※必ず対角線上に少しずつ緩めてから取り外しましょう。また、シリンダーヘッドカバーが外れない場合はゴムハンマーなどで軽く叩くと外れます。

10.シリンダーヘッドの取り外し

シリンダーヘッドをシリンダーから前方へ引っ張って取り外します。
※固い場合はシリンダーヘッドをゴムハンマーで軽く叩くと外れます。

11.シリンダーの取り外し

「8.シリンダーヘッドサイドボルトの取り外し」で緩めておいたガイドローラーボルトとシリンダーサイドボルトを取り外します。次にシリンダーを引っ張って取り外します。その過程でカムチェーンガイドローラーが落ちてきくるので無くさないようにしましょう。
※シリンダーを引き抜く際に固い場合はゴムハンマーで叩くと外れます。
※シリンダーを抜いたら、クランクケースに部品やゴミが入らいないように、クランクケースのシリンダーホールとカムチェーン部にウェスを詰めましょう。
※シリンダーを取り外すとき、ラバーパッキンが落下する場合があります。紛失しないようにしましょう。

シリンダーを引き抜くと50ccのピストンが出てきました。

リトルカブ(キャブ車)ボアアップ
リトルカブ(キャブ車)ボアアップ

12.ピストンの取り外しとシリンダーヘッドの清掃

ピストンサークリップの片側を取り外しましょう。ピストン穴の切り欠き部分を利用して、しっかりと力を入れてコジれば簡単に外れます。
※ピストンを外す前に、クランクケースに部品やゴミが入らいないように、クランクケースのシリンダーホールとカムチェーン部にウェスを詰めましょう
※ピストンサークリップを飛ばして無くさないよう気をつけましょう。


□作りのしっかりとしたラジオペンチがあると作業がはかどります。

ピストンピンをサークリップが付いてない方向へ押してピストンを取り外します。
※サークリップの付いていない方向からマイナスドライバーで押すと簡単に外れます。

□ピストンの組付けはYou Tubeで手順を公開している方がいます。とても上手に組付けているので参考にしてください。

真っ黒になっているシリンダーヘッドとピストン

リトルカブ(キャブ車)ボアアップ
リトルカブ(キャブ車)ボアアップ

50ccのシリンダーと81ccのシリンダーの比較。大きさが全然ちがいます。それにSP武川のシリンダーはとても作りがいいですね。

リトルカブ(キャブ車)ボアアップ
リトルカブ(キャブ車)ボアアップ

シリンダーヘッドは交換せず再度組付けますので、ワコーズのエンジンコンディショナーなどを吹き付けて、できるだけ綺麗にしましょう

ワコーズのエンジンコンディショナーは必須のアイテムです。

写真のシリンダーヘッドはワコーズのエンジンコンディショナーを吹き付け40分ほど放置して拭き取るだけで、ここまで綺麗になります。

リトルカブ(キャブ車)ボアアップ
リトルカブ(キャブ車)ボアアップ

13.シリンダーガスケットとラバーパッキンの取り外し

シリンダーガスケットとラバーパッキンを取り外します。ガスケットが綺麗に外れない場合はスクレーバーで綺麗に取り除きましょう。この時、クランクケースセンターガスケットがシリンダーベース面やシリンダーホール部にはみ出す場合は切り取っておきましょう。

□カッターでも流用できますが、スクレーバーのほうが作業がはかどります。

スペシャルパーツ武川eステージ・ライトボアアップキットの取付

14.ピストンを組み付ける

ピストンの片側にピストンピンサークリップをクリップ溝にキッチリはめ込みます。この時、サークリップの合い口に切り欠き部分を避けて、ピストン上下方向に向けて取り付けます。

ピストンリング溝にエンジンオイルを塗り、ピストンリングをオイルリングエキスパンダー→下オイルリングサイドレール→上オイルリングサイドレール→セカンドリング、トップリングの順に取り付けます。トップリングとサイドリングは120°に合口を合わせます。上・下サイドレールとエキスパンダは60°で合口を揃えます。
※トップリングおよびセカンドリングは文字面を上にして取り付けます。トップリングは茶色。セカンドリングは黒色になっています。間違えないようにしましょう。

ピストンヘッドの矢印マークを下にして(エキゾースト側)になるようにピストンをコンロットに取り付けてます。このときピストンに1/3程度ピストンピンを挿しておいて取り付け、付属のピストンサークリップをサークリップ溝にはめ込んでピストンを取り付けます。この時サークリプの合口は切り欠き部をさけて、ピストン上下方向に向けて取り付けます。
※ピストンピンを差し込むときに、サークリップが外れて紛失する事があります。

サークリップも紛失せずに、なんとかピストンを組み込む事ができました。

リトルカブ(キャブ車)ボアアップ
リトルカブ(キャブ車)ボアアップ

15.シリンダーの取付

シリンダーベースガスケット面のシリンダー側とクランクケース側をシンナー等で脱脂します。ノックピンB(長さ12mm)が2個ついてるか確認してシリンダーガスケットとラバーパッキン(黒色)を1個取り付けます。

キットのシリンダー内にエンジンオイルを塗布して、指で均一に塗り広げます。

シリンダーをスタッドボルトに通していき、シリンダーにピストンの合い口がズレないように気をつけながら指で少しづつピストンをシリンダーの中に押し込んでいきます。

ピストンがシリンダーに入ったらカムチェーンをシリンダーに通してクランクケースにシリンダーを取り付けます。

カムチェーンを引っ張りながら、ガイドローラーをカムチェーンに入れ込みます。シリンダーのガイドローラーのセンターが押し込み、シーリングワッシャとガイドローラーボルトを取り付けます(指で締まる程度まで仮止め)

シリンダーサイドボルトを取り付けます(指で締まる程度までの仮止め)

16.シリンダーヘッドの取付

シリンダーヘッド面とシリンダー上面を脱脂して、シリンダーにノックピンA(長さ14mm)×2本とシリンダーヘッドガスケットを取り付けます。

シリンダーヘッドをスタッドボルトに通してシリンダーヘッドにカムチェーンを通します。この時カムチェーンはシリンダーの方向へ落ちないようにドライバーを入れ込みカムチェーンを止めておきましょう。

リトルカブ(キャブ車)ボアアップ
リトルカブ(キャブ車)ボアアップ

シリンダーヘッドカバーのガスケットとヘッドカバーを取り付けます。この時、シリンダーヘッドカバーの上下マークに注意して矢印の下の方向(排気側)になるようにします。

シリンダーヘッドカバーのワッシャの位置に注意して取り付けます。
※エンジンを前から見て左下に銅ワッシャがくるようにします。

ヘッドナット位置に注意して取り付けます
※エンジンを前から見て右下に六角ナットがくるようにします。

ヘッドナットを体格に数回に分けて締め付けを行います。
※ヘッドナット規定締め付けトルク:11N・m(1.1kgf・m)

□2~30N・m測定できるデジタルトルクレンチ。エンジンをイジるなら必須のアイテムです。

シリンダーヘッドのサイドボルトを取付、仮止めしたガイドローラーボルトとシリンダーサイドボルトも本締めを行います。
※ガイドローラーボルト及びサイドボルトの規定締め付けトルク:10N・m(1.0kgf・m)

17.カムスプロケットの取り付け

フライホイールのTマークをクランクケースの切り欠き部に合わせせ、カムスプロケットボルトの穴をシリンダーヘッドの切り欠け方向に向けた時にカム山がピストン側を向くようにカムシャフトをセットします。それがカムシャフトの圧縮上死点です。上死点が決まったらカムシャフトにノックピンを取り付けます。この時、チェンジペダルのシャフト横にある六角ボルトを取り外します。カムチェーンを引っ張っているテンショナーが緩むのではめやすくなります。

カムスプロケットのOマークとシリンダーヘッドの切り欠け部が合うようにカムチェーンをはめてカムシャフトに取りり付けます。この時カムチェーンにマーキングしていた場合はマーキング合わせてカムチェーンを取り付けましょう。

カムチェーンを取り付けたら、フライホイールを固定してカムスプロケットボルトの2本を締め付けます
※カムスプロケットボルト規定締め付けトルク::9N・m(0.9kgf・m)

カムチェーンを取り付けるときに取り外したチェンジペダル横のボルト穴にエンジンオイルを少量注入して、六角ボルトとシーリングワッシャを取り付けます。
※チェーンテンショナーボルト規定締め付けトルク:10N・m(1.0kgf・m)

反時計方向にフライホイールを2回転手で回し、TマークとOマークがそれぞれの切り欠きに同時に合うことを確認します。

18.シリンダーヘッド左カバーの取り付け

シリンダーヘッド左カバーとカバーガスケットを取り付けます。左サイドカバーがボルトを緩めた時に右回りしないように回り止めをあわせましょう。シーリングワッシャとシリンダーヘッド右側の六角ボルトを締めつけて取り付けます。
※シリンダーヘッド左カバー取り付けフランジナット規定締め付けトルク:10N・m(1.0kgf・m)

19.スパークプラグの取り付け

プラグレンチを使いスパークプラグを取り付け、プラグキャップをプラグに取り付けます。この時、SP武川が指定するNGKのCR8HSAかDENSOのU24FSR-Uに交換します。
※スパークプラグ規定締め付けトルク:11N・m(1.1kgf・m)

20.ノーマルマフラーの取り付け

シリンダーヘッド部のエキゾーストパイプ部にナット2本を取り付け。車体左側の六角ボルトを固定して、車体右側ステップ後ろ上部にあるマフラーを止めている六角ボルトを締め付けマフラーを取り付けます。

21.キャブレターの取り付け

キャブレターのインテーク側にエアクリーナボックスを差し込みホースバンドを+ネジを締め付けます。インテークマニホールドのボルトを2本締め付けて、車体左側にあるガソリンコックをONにします

22.ジェネレーターカバーの取り付け(クランクケース左カバーの取り付け)

ジェネレーターカバー(クランクケース左カバー)を取り付けるボルトを3本を締め付けてます。シフトペダル下部の六角ボルトも締め付けチェンジペダルを取り付けます。
※ジェネレーターカバー取り付けボルト規定締め付けトルク:10N・m(1.0kgf・m)
※チェンジペダル取り付けボルト規定締め付けトルク:10N・m(1.0kgf・m)

組付けが終わりました。まじまじ見ているとヘッドも変えたくなりますね…。横型エンジンのチューニングって勉強になって面白い!

リトルカブ(キャブ車)ボアアップ
リトルカブ(キャブ車)ボアアップ

23.エンジン始動テスト

数回、ゆっくりキックをして馴染ませ、キックが重くなったところでペダルを深く踏抜きエンジンを始動させてしばらく暖気させ、このときマフラーから白煙を吹く、エンジンから異音が発生しないか確認しましょう。次にアクセルをブリッピングして異常がないか確認します。

24.原付き2種登録を行う

市町村の役所において原付2種登録を行い、強制賠償保険の排気量アップ申請を行い、公道走行できるように手続きを行います。

□参考URL:Monkey Files
モンキーファイルズさんに二種登録の手続きに関して詳しく記事にされていますので参考にしてください。

25.走行テスト

既に、エンジン始動テストを行っていますので、次は走行テストを行います。先ずは近所から走行テストを行います。このとき、アクセルを開けても吹け上がらず、いくらアクセルを開けても時速20キロから40キロ程度しか出ない場合はカムタイミングがズレています。カムチェーンが一コマズレてたりしませんか?もう一度確認しましょう。あとはプラグの焼け具合を見ながら、キャブレターのセッティングを行っていきましょう。

26.慣らし運転とエンジンオイル交換

キャブレターのセティングが終わったら慣らし運転を行いましょう。高回転域を常用しないように気をつけてください。慣らし運転を100kmほど走ったら、オイル交換を行いエンジンの状態を確認しましょう。
※この時、スプロケットを交換していない場合はローギアすぎて各部の磨耗が激しくなりエンジンの寿命を悪影響を与え、最悪の場合はエンジンを壊してしまう恐れがありますので注意してください。必ず交換するようにしましょう。

□カブにはやはりホンダ純正オイル。ホームセンターでも販売しているので、入手性は抜群です。

ボアアップ作業のまとめ

ボアアップの作業時間は説明書を見ながら、ゆっくりやって4時間くらいで終わります。思ったより簡単でした。スペシャルパーツ武川(SP武川)のeステージライトボアアップキットは「初心者向け」をうたっているだけあって、詳しい取り付け説明書が付属してあり、必要な工具やボルト・ナットのユルメ方まで書いてありました。まさにボアアップの経験がなくても手順通りに進めていけば、誰でも交換できる簡単なボアアップキットでした。

今回はボアアップキットの取り付けまでを紹介しました。次はフロントスプロケットの交換やキャブセッティングについて詳しく書いていこうと思います。

この記事には続きがあります。

関連URL:リトルカブ(キャブ車)フロントスプロケットの交換方法

SpecialThanks!

今回、リトルカブをボアアップするにあたり参考にさせていただいたサイト様です。ボアアップする前に一度訪問すると、とても勉強になります。

□参考URL:セントラムの下駄箱
大阪府堺市にあるバイク屋さんセントラムモーターサイクルさんのブログです。プロフェッショナルなバイク屋さんがKITACOの75ccのボアアップの手順について記事を丁寧に書いてらっしゃいます。キットは違いますが手順は同じなのでとても参考になります。

□参考URL:DJ椿の独り言!
僕と同じSP武川のeステージライトボアアップキットでボアアップされています。ボアアップの手順を写真入りで丁寧に説明されています。

サイト運営者様、貴重な情報をありがとうございます!

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