雨の日

ツーリングにおすすめのバイク用レインウェアを調べたよ

バイク乗りにとって雨は天敵です。特に寒い時期の雨は死ねます。今回は僕の経験を元にした、失敗しないレインウェアの選びかたについて書いてみたいと思います。雨の日は走らないと決めている人でも、日帰りツーリングで夕立ちに降られる事があります。泊まりがけでツーリングへ行くなら必ず雨具は持っていくようにしましょう。

レインウェアに大切な耐水圧と浸透性

レインウェア(カッパ)は外部からの水を通さない耐水性と共に、肌からでる湿気を外に逃がす「透湿性」を持たせる事が、着用時の快適性につながります。繊維関係のJIS規格「JIS L 1092:2009 繊維製品の防水性試験方法」「JIS L1099:2012 繊維製品の透湿度試験方法」を読み込んだのですが、意外にシンプルな試験方法なんですね。

耐水圧とは

耐水圧とは、生地にしみ込む水の力を抑える性能数値です。 そして多くのメーカーが耐水圧の試験方法として採用しているのが「繊維製品の防水性試験方法 JIS L 1092(a.静水圧法)」です。例えば耐水圧20000mmだと20メートルある円筒の筒を直立せさ、試験片である繊維(生地)を下に敷いて、円筒の上から水を注ぎ、水位が20メートルになっても試験片の繊維(生地)から漏水することが無いといった試験方法です。

耐水圧500mm
傘の耐水圧が500mm程度です。
耐水圧1,000mm
1時間に1mm程度降る雨。軽い小雨の天候に適しています。
耐水圧10,000mm
1時間に30mm程度降る雨。一般的な雨天の場合に適しています。
耐水圧20,000mm
1時間100mm降る雨。嵐や台風のような状態に適しています。

浸透性とは

レインウェア(カッパ)内にこもる蒸気を外に発散させる能力を表す浸透性です。多くのメーカーが採用しているのが「JIS L1099:2012 繊維製品の透湿度試験方法(B-1酢酸カリウム法))」です。この試験方法はカップに透湿度測定用補助フィルムを試験片の裏面を覆ったものでカップ蓋をして、それを逆さまにして水の中に浸し15分間放置します。するとカップの中に水蒸気が通過してくるので、それをあらかじめ重量測定してカップの中に入れて置いた吸湿材(酢酸カリウム溶液)に吸収された水蒸気の質量を計算し、透湿度(g/㎡/h)を算出しする方法です。

例えば、透湿度12,000mg/m2/24hであれば、1日(24h)で1平方メートルあたり、12,000g(12kg)の水蒸気の汗を外に出す能力があるということになります。

透湿度1,200g/㎡/24hr
大人が静止した状態で24時間発汗量
透湿度12,000g/㎡/24hr
ウォーキングなどの軽めの運動での発汗量
透湿度24,000g/㎡/24hr
ランニング・トレッキングなどの激しい運動での発汗量

なお、ゴアテックス素材については「JIS L1099:2012 繊維製品の透湿度試験方法(b-2法(酢酸カリウム法の別法 I)」が試験方法になっています。

レインウェアは少し大きめのサイズを選ぼう

春夏と秋冬ではライディングウェアが違います。寒さで着ぶくれしても更にその上からレインウェア(カッパ)が着られる様に、大きめのサイズを選びましょう。また、上記にも書きましたが、耐水性は圧力にも左右されます。

シートとお尻の間は常に圧力がかかってしまい、お尻に部分にはパンツの縫い目も集中しています。なるべくお尻を隠れてしまうような長めのジャケットを選べば、シートとパンツの間にジャケットを挟んで着座することになるので、パンツの縫い目から漏水することもなくなります。

ベンチレーション機能があるレインウェアを選ぼう

気温が高い夏。レインウェア(カッパ)内部は汗で蒸れてしまいます。湿気を排出してくれるようなゴアテックスなどの浸透性に優れたレインウェアか、レインウェアの背面にベンチレーション(通気口)を備えたレインウェアを選びましょう。

ツーリングに最適な注目のおすすめレインウェア

RSタイチ DRYMASUTER -X
RSタイチの上位クラスのDRYMASTER-X レインスーツ。透湿防水素材である「ドライマスター-X」を使用したこのモデル。まるでジャケットのようなレインウェアに仕上がっています。パンツは裾にマフラー焼け防止の難燃生地を施したり、いちばん染み込みやすい、おしりのセンターに縫い目を持たないシームレスヒップ構造になっています。

GOLD WIN エントラントDTコンパクトレインスーツ
ゴールドウィンのレインウェア エントラントDTコンパクトレインスーツ 。このレインウェアは「膜面ドライタッチ加工(2.5層)」を使用して、裏地にメッシュを付けなくても、ドライな着心地を実現。なによりコンパクトなレインウェアになっています。

GOLD WIN Gベクター2コンパクトレインスーツ
これは僕が使っているゴールドウィンが使っているGベクター2コンパクトレインスーツです。ゴールデンウィークに鳥取から福岡まで雨の中走りっぱなしでしたが、雨が染み込むことも、蒸れる事もありませんでした。Webでの評価も上々で、GORE-TEXと比較しても遜色ないとレビューしている人もいるくらいです。装着高い防水性のでコンパクト、そして安価。文句なしにおすすめ出来るレインスーツです。

ROUGH&ROADデュアルテックスコンパクトレインスーツ
ROUGH&ROADデュアルテックスコンパクトレインスーツ。スペースの無いバイクで持ち運ぶなら、コンパクトであることは重要なポイントです。このモデルは収納時に8cm×18cmという超コンパクト設計で常時携行されるライダーにはおすすめです。

ジェークルー(J-CREW) ツーリングレインウェア
ジェークルー(J-CREW) ツーリングレインウェア。何と言っても嬉しいのは6LやLL/Bなどの豊富なサイズを用意していること。サイズに悩む人におすすめのレインウェアです。

コミネのブレスターレインウェア フィアート
コミネのブレスターレインウェア フィアート。5色のカラーラインナップで透湿防水素材ブレスター採用のシンプルで快適なレインウェアです。背面に設けたベンチレーションで蒸れを排出します。ただ、ブーツを脱が無いと履けないパンツになっているのが欠点です。

イージーライダース バイカーズレインスーツ
ハーレーに乗っている人がよく来ている、EASYRIDERSの「バイカーズレインスーツ」。クルーザータイプのバイクで使用することを想定して作られていて、右足に大型のヒートガードを備えられています。しかし、ベンチレーション考慮されておらず、蒸れやすいレインウェアになっています。

大事なブーツのレインカバーとレイングローブ

レインウェア(カッパ)を着込んだとしても、雨に濡れてしまうと手足が冷たくなってしまいます。夏ならまだしも、春・秋・冬だとやはり手足、体の末端に対する雨に対する対策が必要です。

GOLDWINコンパクトブーツカバー
折りたたんで付属のポーチに入れる事ができるコンパクトなブーツカバーです。通常のライディングブーツは使える大きめのサイズになっています。

デイトナ(DAYTONA) バイクグローブ ネオプレンウインターグラブ
均一な気泡を含んだ発泡性ゴム材「ネオプレーン」を使用した完全防水のグローブ。湿気が逃げにくい素材のようですが、さすが冬用とうたっているだけあって、完璧に防水するグローブです。

コミネ KOMINE ネオプレーン ハンドルウォーマー
Amazonの評価が高いネオプレーン素材を使ったハンドルウォーマー。デザインがイマイチを除けばかなりいい商品。冬の雨でも問題無い強力なアイテムです。

シームテープを使ったメンテナンス

レインウェア(カッパ)には縫い目があります。ようは針が通るほどの穴が無数にあいています。しっかりとした素材を使っていても穴が開いていればウェアは漏水してしまいます。そのため、縫い目の目止めにシームテープという漏水防止のテープを接着して水の浸入を防いでいます。使っていればシームテープは劣化し剥がれてしまうので、補修用のシームテープを用意しておきましょう

シームテープより強力なリペア剤。シームグリップ。しかし、一度開封すると固まってしまうため、使い勝手が悪いようです。

まとめ

レインウェア(カッパ)には各メーカーいろんな素材を使い商品開発を行っています。生地に無数の小さな穴が開いた薄いフィルムを貼った多孔質の生地であるGORE-TEX、DIAPLEX、DERMIZAX、SUPER PROTEINTEX。生地に防水機能が高いウレタンをコーティングして防水性を高めたENTRANT GII (GII-XT、DT)、DRYTECH (DRYLIGHTTECH)、HYDROBREEZEなどがあります。また、生地にP.V.C(ポリビニールクロライド 塩化ビニル)を生地にコーティングタイプ。非常に安いけど数年でコーティングがボロボロに剥離してしまいますが、使い捨てと考えればお得感がある製品もあります。

いままでいろいろ使ってきましたが、一般的にバイク用のブランドの製品であれば、使用期限を考えてメンテナンスをしていけば、レインウェアから漏水して雨に濡れることはありません。それより、レインウェアでカバーできない首回りにタオルを巻いたり、ハンドル周りにハンドルカバー、足のケアにブーツカバー等を使うなど、レインウェア以外からの水の侵入についてのケアを考えた方がいいのかもしれませんね。

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