愛知県名古屋市のトヨタ産業技術記念館を見てきた

愛知県名古屋市のトヨタ産業技術記念館まで行ってきました。トヨタ産業技術記念館は、またの名をトヨタテクノミュージアムといって、豊田佐吉によって1918年に建てられた「豊田自動織布工場」のレンガ造りの工場を利用して建てられた企業博物館です。

僕が行った日はちょうど「開設記念日」と言うことで入館料が無料でした。駐車場は満車でしたが、午前中に入館するのであれば、満車になる事は無いようです。

トヨタ産業技術記念館 | 愛知県名古屋市
トヨタ産業技術記念館 | 愛知県名古屋市

入館料の割引について

トヨタ産業技術館はある一定の条件で入館料が割引されます。「総合案内」にて、下記のものをご持参の方に割引入場券を販売してくれます。

2割引き
・地下鉄、市バスの「一日乗車券」「ドニチエコきっぷ」「なごや観光ルートバス“メーグル”1DAYチケット」「ハッチーキッズクラブ会員証」
・観光文化施設優待割引券(名古屋観光コンベンションビューロー)
・JTBえらべる倶楽部会員カード
・JAF会員証またはJAF発行割引券をご持参のお客様(ご本人とご家族の計6人まで)
・チケットぴあ販売の「トヨタ産業技術記念館」入場券  <Pコード 672-290>(事前購入する場合)
1割引き
・トヨタ「ティーエスキュービック(TS3)」カードでお支払いのお客様

 

館内は繊維機械と自動車に関する収蔵品で一杯

展示は大きく繊維機械に関するものと、自動車に関するものの2種類がそれぞれ「繊維機械館」「自動車館」に納められており、その建物や収蔵品の一部が経済産業省の近代化遺産と認定されており、ここもトヨタ博物館と同じく、展示物は動態保存されているものが多く、説明員がそれぞれの機械を動かしながら展示してある機械の特徴などを説明してくます。
繊維機械館では、あまり馴染みがない織機を、多くの人に理解してもらうため、「糸を紡ぐとは?」といった初歩的な事から、館内の説明員の方が詳しく教えてくれました。

糸を紡ぐ技術 | トヨタ産業技術館
糸を紡ぐ技術 | トヨタ産業技術館

 

無停止杼換式豊田自動織機(G型)が展示してありました。

無停止杼換式豊田自動織機(G型)
無停止杼換式豊田自動織機(G型)

 

この無停止杼換式豊田自動織機(G型)は1924年に世界最高性能の自動織機を目指した自動織機で「高速運転中に少しもスピードを落とすことなく杼を交換してよこ糸を自動的に補給する自動杼換装置や、たて糸やよこ糸が切れたときに機械を自動的に停止­させる装置などの機能を持ち、これらの発明は当時としては画期的だったそうで、世界のトップメーカーのイギリスのプラット社に技術供与するなど、自動織機のマスターピースとなった機械です。
特にこの糸が切れた時の自動停止は、「異常があれば機械が止まる」ことで、不良品は生産されず、ひとりで何台もの機械を運転できるので、生産性を飛躍的に向上させることができたそうです。

 

豊田佐吉が考えた、織機の進化が解る展示がしてありました。

織機の進化の過程 | トヨタ産業技術記念館
織機の進化の過程 | トヨタ産業技術記念館

 

もうひとつの自動車館ではトヨタがAA型の開発過程が展示してあります。トヨダAA型の開発にあたりシボレーのエンジンを手本とし、それを作るにあたり創意工夫して築かれた数々の技術が、後のトヨタグループを支える基礎となりました。

トヨダA1型試作ボディ
トヨダA1型試作ボディ

 

AA型の生産ラインを再現した展示がありました。当時は人の手で作られていたことが良くわかります。

挙母工場組立工程のチェーンコンベア
挙母工場組立工程のチェーンコンベア

 

AA型の生産ラインを復元した展示のとなりに、近代の生産ラインをあわせて展示しており、生産現場がどのように変換の歴史を辿ったか解るようになっています。

展示している現代の生産現場の機械は、その多くが動くようになっています。これはメインボデー増打ち自動溶接ラインの展示です。70年代後半よりロボット導入が進んだそうです。

 

エンジンとシャシの自動組付装置の展示です。搭載リフタとアブソーバーガイド、締付機がメカニカルに同期連動してエンジンとシャシを自動組付していきます。

このように自動化ラインの展示を見ていると、創業当時の織機のころからラインの自動化をトヨタグループが常に考えてきた事が良く分かります。

 

時代ごとにシャシーやエンジンを並べ自動車の進化の過程が理解できるように展示してありました。
エンジンはカットモデルのタイプもあり、どのように動いているのかわかるようになっています。

エンジンの進化の過程 | トヨタ産業技術記念館
エンジンの進化の過程 | トヨタ産業技術記念館

 

シャシーとボディとの比較展示は時代ごとの進化、またFRとFFとのそれぞれの構造の違いなどがよくわかる展示でした。

シャシーとボディの比較 | トヨタ産業技術記念館
シャシーとボディの比較 | トヨタ産業技術記念館

年代別のエンジン部品の展示では、素材、仕上げ、小型化などの進化が解るようになっています。

エンジン部品の展示 | トヨタ産業技術記念館
エンジン部品の展示 | トヨタ産業技術記念館

 

開館特別イベント「ノリノリウィークエンド」

外に出てみると 開館記念特別イベント 「ノリノリウィークエンド」と称して「AA型乗用車」と「G1型トラック」走行披露と「初代クラウン」と「初代カローラ」、「初代セリカ」同乗試乗会が開催されていました。

 

「初代クラウン」と「初代カローラ」・「初代セリカ」同乗試乗会では親子連れが楽しんでいました。やはり動態展示はいいですね!

 

付属する施設について

館内にはレストランやカフェ、ミュージアムショップ、小学生くらいの子供向けのアミューズメント施設「テクノランド」や小学生未満の子供が対象の「キッズランド」などがありました。

まとめ

説明員の話をじっくり聞いて見て回ると、3〜4時間くらいはすぐ経ってしまいます。博物館をじっくりと見る方なら、トヨタ産業技術記念館は半日みといた方が良いと思います。

僕は近くにあるリタケの森も一緒に見て回るつもりだったのですが、トヨタ産業技術記念館だけで時間が足りなくなってしまいました。ノリタケの森には次の機会に行ってみようと思います。

アクセス

名古屋鉄道本線栄生駅徒歩5分
トヨタ産業技術記念館http://www.tcmit.org/
〒451-0051
愛知県名古屋市西区則武新町4−1−35
駐車場:あり

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