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バイクのヘルメットを買い換えるために比較してみた

そろそろ新しいヘルメットに買い換えたいのでヘルメットの種類や安全規格、バイクのタイプ別のおすすめのヘルメットなんかを、大手メーカー別に初心者でも分かりやすいように詳しく調べてまとめてみました。

僕がレース用で使っているSHOEIのX-9。前回のレースで転倒したときにアゴ(チン)の部分に傷が入ってしまいました。古いし、危ないしいい加減買い替えないとダメだよね…。

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ヘルメットの安全規格

JIS

ヘルメットには安全規格があります。そして規格には任意規格と強制規格があります。先ずは日本の国家標準規格であるJIS規格(Japanese Industrial Standards)。国家標準なのですが、JISに適合しない製品の製造、販売、使用、JISに適合しない方法の使用などを禁じてはいません。よってJISは基本的に任意標準なのですが、日本のメーカーであれば、基本的にはJISの定めに則って製品を作っています。

参考URL:JIS T8133 乗車用ヘルメット  1種(125cc以下)及び2種(排気量無制限)

PSCマーク

次にPSCマーク。PSCマークは日本国の消費生活用製品安全法によって、消費者に生命と生命に危害を及ぼす可能性がある製品に付けられるマークです。所定の安全基準に適合したものについて表示し、表示がない商品は、販売ないし販売の目的での陳列も禁止されています。ヘルメットは「特別特定製品以外の特定製品」となり、メーカーや輸入業者などの事業者が、国に一定の事項を届け出れば、事業者自らによる検査・確認によりPSCマークを表示ができる品目になっています

SG規格

製品安全協会の基準に適合しているものと認めた製品に表示されるのがSGマークです。規格内容自体はPSCと同等なのですが、第三者機関による審査が義務付けられており(PSCはメーカー内の自主検査のみで足りる)、製品の欠陥により被害が発生したときのための対人賠償保険(1億円限度)が付帯される。SGマークは任意であるが、日本国内で流通するヘルメットの大半にPSCと並んでSGマークが表示されている状態になっています。

参考URL:一般財団法人製品安全協会 SG基準・検査マニュアル 乗車用ヘルメット

MFJ規格

日本モーターサイクルスポーツ協会が定めた競技対応規格。別途定められた競技用規格を通過したJIS規格ヘルメットが認定されます。サーキットを走る人はMFJ規格のヘルメットを買いましょう。

参考URL:MFJ公認ヘルメット(2014年12月4日現在 PDF)

SNELL規格

民間規格としてSNELL(スネル規格)はアメリカのスネル記念財団が策定する民間団体の規格です。バイク用の規格は1984年制定され、5年単位で更新されていて、SNELL規格の試験はヘルメット規格の中でも最も厳しいと言われています。

参考URL:Snell Helmet Safety Standards Helmet Testing

結局、規格ってなんなの?

規格って規格なんです。それ以下でも、それ以上でもありません。規格は単に試験方法を定め、一定数値の規格をクリアしているだけ。あえてい言うなら出来の悪い製品の締め出すルールみたいなものだと思っています。

因みに僕の勤めている電機部品の会社ではIEC、JIS、CE、UL、CCCなどの規格に準拠していますが、安全率を考えて、規格をはるかに上回る能力を持つ製品を作ってて、海外の規格を取得出来るレベルにあるのに取得しない事も当たり前にあります。これは海外で販売する予定が無ければ、費用対効果の面から取得する必要がないと判断する事があるからです。

どこの規格とは言いませんが、取得にかかる費用は莫大ですし、アイテムの追加申請や材料の変更申請などの費用。定期的に対応しないといけない監査など見えない費用までが経営に重く圧し掛かってしまうからです。まぁ、これは電機メーカーでの話ですが、規格をもとに物作りをするメーカーならどこも同じようなもんだと思います。

それに、いくら厳しい規格をクリアしていて、必ずしも安全であることとは別で、いってみれば目安にすぎません。結局、なにが言いたいかと言うと、そもそも公道では安全運転しましょうねってこと。公道でとんでもなく恐ろしいようなスピードで走っていると、いくらヘルメットが安全でも死んじゃうって事です。サーキットでも同じです。スポーツ走行でも死者がでています。「事故は必ず起きます」だから「絶対安全はあり得ません」ライディングするあらゆる人が、社会のシステムの一部であると考えてフェールセーフ・フォールトトレラントを考えてライディングを楽しみたいですね!

ヘルメットサイズの選び方

ヘルメットにはいろいろ規格がある事について書きました。次にヘルメットの選び方について書いておきたいと思います。まとめてみるとサイズも各社違いがありますし、ヘルメットの外装は同じで、なかのスポンジなどでサイズを調整しているヘルメットもあります。また、同じサイズでも内装の違いによりフィッテングが変わるので、一度、メーカーが販売店で開催しているようなフィッティングサービスなんかに参加してみるのも一つの方法かもしれませんね。

1.頭のサイズを計ろう!

頭の一番大きな外周を(ハチ回り)を測りましょう。その数値を基に下記の表から大まかなサイズを選びます。しかし、ヘルメットは帽子とは異なり、外周だけではサイズを特定することはできません。また、同メーカーのヘルメットであってもモデルによって同じサイズでも感じ方が違うので、欲しいモデルを必ず販売店で試着するのをお勧めします。下記に日本を代表する3メーカーのサイズを記載しておきます。巻き尺などで図ってみてから、販売店に行ってみましょう!

SHOEIのヘルメットサイズ

XS 53cm S 55cm M 57cm L 59cm XL 61cm XXL 63cm

アライのヘルメットサイズ

XS 53~54cm  S 55cm~56cm、M 57cm~58cm、 L 59cm~60cm、 XL 61cm~62 cm、XXL63cm~64cm、XXL(特大)65cm~66cm

OGKのヘルメットサイズ

XS53cm~54cm S 55cm~56cm M 57cm~58cm L 59cm~60cm XL 60cm~61cm ,61cm~62cm XL 63cm~64cm, フリー 57cm~59cm,57cm~60cm

2.ヘルメットのタイプを選ぼう

フルフェイスヘルメット

一番ポピュラーなフルフェイスヘルメット。顔全体を覆うため一番安全性が高く、レースにも使われているヘルメットです。ただ、顔全体を覆うため暑いので、開放感はありません。スーパースポーツやサーキットを走っている人がよく使っているヘルメットですね。

システムヘルメット

SHOEIが得意なシステムヘルメット。顔全体を覆うため防風効果が高く、フィリップを上げるとジェットヘルメット並みの開放感。声も通りやすいのでツーリングなんかとっても便利なヘルメットですが、構成部品が多く、ヘルメットが大きくなり、重くなってしまうデメリットもあります。BMWのツアラーなんかに乗っている人がよく使っているヘルメットです。

ジェット(シールド付き)ヘルメット

シールドが付属しているジェットヘルメット。シールドがあるといえど、顔の部分が開いているため開放感があるのですが、ひとたび転んでしまうと顔部分が開いているため、顔面に受傷の危険性があります。ツーリングを主体としてネイキッドバイクに乗っている人が良く使っていますね。

ジェットヘルメット

シールドが付属していないジェットヘルメット。こちらも顔の部分が開いているため開放感があるのですが、ひとたび転んでしまうと顔部分が開いているため、顔面に受傷の危険性があります。ハーレーやクラッシックバイクに乗っている人が良く使っているタイプですね。

オフロードヘルメット

オフロードに特化したヘルメット。バイザーやゴーグルを装着を考慮し、さらにフルフェイス並みの保護構造になっています。しかし、ゴーグルとヘルメットの間から雨が当たったりすると結構痛い!

最近ではオフロードツーリング用としてシールを装着したヘルメットも発売されています。

最新のヘルメットについて調べてみた

ボロボロになった僕のサーキット用として使っているショウエイX-9。あまり使わないにしろ、いいかげん古くてボロになってきたので買換えを検討するためにも、レーシングヘルメットについて調べて特徴をまとめてみました。

株式会社アライヘルメット RX-7X

ベンチレーションを大幅に改善したアライヘルメットのフラッグシップモデル。ベンチレーションを大幅に変更。そして四輪用ヘルメットのようはシールドレバーを装着して、衝撃によってシールドの開放するのを防ぐロック機能を強化しているのが特徴です。

参考URL:株式会社アライヘルメット

株式会社SHOEI X-Fourteen

ショウエイのフラッグシップXシリーズといえば、ベンチレーションシステム。新発売されてX-Fourteenのベンチレーションシステムは強い前傾姿勢でも十分な効果を発揮させるため、エアインテークをフロントとアッパーの2か所に装備して、
トップおよびリアのアウトレットホールから効率的に負圧を利用して熱気を排出するように設計されています。
さらに新発売されたX-Fourteenでは、シールド下部のロアエアインテークを2系統にして、新たなエアルートを作って、上側インテークはシールド内面に走行風を導くデフロスター機能、下側のインテークは熱や湿気がこもりやすいチークパッドへエアルートを配し、走行風を導くように作っています。

参考URL:株式会社SHOEI

株式会社オージーケーカブト RT-33 FF-5V

株式会社オージーケーカブトのフラッグシップヘルメットの RT-33とFF-5V。OGKと言えば空力にこだわってヘルメットを作るのが特徴のヘルメットメーカー。FF-5Vはレーシングユースを前提に作られたヘルメット。一方、RT-33はRT-33 はツーリングユースにも使えて、レーシングユースにも使える汎用性の高いヘルメットになっています。

参考URL:株式会社オージーケーカブト

ヘルメットのまとめ

国産メーカー3社のヘルメットを調べてみると、規格についてはほぼ同じ。サイズについては各社に違いがあるので、必ず販売店で試着しましょう。また、レーシーな方はフルフェイスヘルメット、ツーリング主体のツアラーライダーはシステムヘルメットかジェットヘルメット(シールド付き)。ハーレーなどのクルーザー、Wやトライアンフなんかのクラッシックバイクにのるライダージェットヘルメットが多く使われているように感じます。

僕のようにサーキットユースでも使うならフルフェイスヘルメットを選ぶんですが、調べてみると各社いろいろ特徴があるのが解りました。トータルバランスのアライ。ベンチレーションのショウエイ。空力のOGKカブトと各社の特色が見えてきました。価格でみるとアライ≒ショウエイ>OGKなので、買換えサイクルが遅い人はアライかショウエイ。買換えサイクルが早い人はOGKという買い方もアリかもしれませんね。

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